石炭の流動性試験方法は、試料を所定のるつぼに入れて、金属浴中で既定の昇温速度で加熱し、規定のトルクをかけたかき混ぜ棒の回転速度を測定し、1分ごとの目盛分割流動度(ddpm)(dial division per minute)をもって試料の軟化溶融特性を計測するものです。

システム全体 ギーセラ本体
試験システム全体 試験機本体

本試験機は、試料の調製、軟化溶融に関する温度や流動範囲、装置・器具類(レトルト部・るつぼ・バレル・かき混ぜ棒等)及び、測定部等全ての設備を、JIS M8801:2004 に準拠し、実現した製品であります。

特徴としましては、JISでは、電気炉の昇温速度を 3.0±0.1 ℃/minと規定していますが、本装置では、最高20.0±0.5℃/minまで可変できる装置となっています。